lanケーブルにはカテゴリという指標がありますが、数字であらわしてあっても見た目には違いが分からず、結局のところどれを選べば良いか悩みます。カテゴリは数字により仕様が異なり、対応する通信速度が違いますが、基本的にはカテゴリ6以上を選んでおけば大丈夫です。カテゴリ6は現在におけるlanケーブルの標準的な仕様で、大半の用途に対応することから、とりあえず6以上が目安と頭に入れることをおすすめします。勿論、業務用途やlanケーブルの指定がある機器を使用する場合は、カテゴリ6以上という曖昧な目安ではなく、必ず用途に適したカテゴリのケーブルを選択することが不可欠です。
しかし一般家庭のパソコンやゲーム機の接続であれば、カテゴリについて難しく考えなくても問題ないといえます。lanケーブルは6以上になると価格が上がる傾向で、太さが増したり硬く曲げ伸ばしが難しくなるなど、取り回しに影響してきます。逆に6未満は性能的に物足りなく、ノイズ耐性が低いので高速通信に不向きです。通信速度が遅くなっても構わないなら、カテゴリ6未満のlanケーブルでも接続できますし、使えないということはないはずです。
ところが、次世代通信回線が開通している環境だと、機器本来の性能を発揮できず回線速度も活かせないので勿体ないです。迷ったら6以上のカテゴリの中から製品を選定することが重要で、不満が残りにくく満足できる可能性が高まります。