パソコンを処分したい時に粗大ゴミを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。しかし、粗大ゴミは家電リサイクル法で指定してある電化製品やパソコン、モニターなどは処分が出来ません。これらを回収してくれるのは家電量販店やメーカー、後は不用品回収業者になります。家電量販店はメーカーの回収窓口になっているもので、お店で回収が行われた製品はメーカーに届けられる、メーカーが責任を持って処分してくれます。

これに対して不用品回収業者の場合はリサイクルを目的としているため、動くものについては豊富な販路を利用して流通させる、壊れているものについては使えるパーツやハードウェアを取り外して中古パーツとして流通を行っています。不用品回収業者の中には、自社内で修理やメンテナンスを行っている会社もありますし、回収だけを行ってメンテナンスや修理を行う会社に売却する会社もあるなど様々です。いずれの場合も回収が行われた製品は修理を行って中古パソコンもしくは中古パーツとして流通が行われる事になるわけです。注意をしなければならない事はデータが保存してあるハードディスクの取り扱いです。

ゴミ箱にデータを入れてからゴミ箱を空にしただけでは完全にデータが消去されているわけではありません。復元が可能なソフトウェアを使えばデータを取り出せるようになるため、個人情報の漏洩のリスクもあります。処分する時には信頼出来る会社を選ぶ、もしくはハードディスクを初期化するなどが大切です。