皆さんのパソコンと言うのは、おそらくWindowsになってからだと思いますが、その前にMS-DOSなるものがあったことをご存知だったでしょうか。そのころのパソコンは非常に非力で何をさせても遅く、その分シングルタスクと言われる、つまり、その瞬間立ち上げられるソフトウェアは一つのみとなっていました。それでも国産機などは非常に強力で、その機種を買う方も多く、ビジネス向けに使っている方も多かったです。何よりもワープロ機と言うものが出てきたときに、パソコンならソフトウェアがあれば同じことができると言われ、また、データベースソフトがあると、履歴検索することが容易であったといわれて購入する大人がいました。
それは私が高校生ぐらいのときの話なので、ずいぶんと昔の話です。当時のワープロ機というのは、画面に液晶で一行しか表示できないものも多く、全体の文面を頭に叩き込んで書き込んでいました。性能はWindowsのアクセサリにあるメモ帳程度の性能でしたが、以外にも作家に導入される方が多く、コンピュータと言うものがまだマイコンと名乗られているころの話です。それから、画面が広がり、2行表示できるものも登場した後、もっと広い画面が登場し、縦書きの画面が導入されました。
そのころ、パソコンではDTPなる言葉が出だしてきました。DTPとは、Desktoppublishingと言う言葉の略で、一つの机で原稿書きから印刷まで。と言う意味でして、なかなかにして面白いものだと、学生ながらにして感じていました。専用機に絶えず追いつこうとしていた面白みと将来性をまだ感じさせるころの話です。
これらがマイコンからコンピューター、そしてパソコンへと移行していく経緯の一つと上げさせていただきます。